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Premium Car Wash

幼稚園の近くのガソリンスタンドには、洗車機が併設してある。ガソリンを入れたら、生産時に"洗車もいかがですか" と聞いてくる(液晶画面上での話だが)。そこでYesと応えると、レシートに、洗車の整理番号が付記されてくる。その番号を入力すると、洗車の機械に進入できる、という仕組みだ。

息子は、ここの洗車機が大好きだ。ガソリンを入れるたびに、洗車をせがんでくる。

今日は金曜日だったし、クルマも汚れていたので、要求を受けいれることにした。

洗車機の入り口で整理番号を入力すると、

"Welcome to *** carwash. You purchased the premium package. The best car wash money can buy!"
(***カーウォッシュにようこそ。プレミアムコースのお買い上げいただきありがとうございます。お金で買える最高の洗車でございます。)

などとチープなことが、チープなスピーカーから流れてくる。人間の手を介さない$5の安洗車なのに。しかし、これは5歳児には効くのだ。

"Did you hear that? This is the best car wash!"
(ねえ、聞いた?最高のカーウォッシュなんだって!)

と興奮気味になってしまった。

そんなことを言っていても、実は彼は少し怖いのだ。大好きと言い張っているが、昔は途中で泣き出していたのだ。前の車を見ながら、

"Does it look scary? Does it look gobbling a car?"
(怖い?クルマを食べちゃってるみたい?)


などと言う。全般的に饒舌なのは、緊張しているからなのだ。

僕らのクルマが洗車機の中に進むと、轟音を立てながら、泡、水、ブラシ、空気が次々とクルマに襲い掛かってくる。確かに子どもにはちょっと怖いものかもしれない。とりあえず表面上は、大騒ぎして喜んではいた息子だった。

そんな中で異変が起こった。バキッと音を立てて、アンテナ折れてしまったのである。

長年大事にしているクルマなので、それなりにショックである。しかし、焦る息子の手前、悲しそうにすることも出来ない。大丈夫、なくてもいいものだから、と意味不明の説明をしておいた。その場では納得してくれたが、走り出してから他のクルマを見ながら、

"Everybody has straight one. I guess you should buy new one."
(みんな真っ直ぐだよ。新しいの買ったほうがいいんじゃないの?)


その通りだ。僕だって、このまま放置したくはない。しかし、ここは平静を保つに尽きる。これは曲がっていてもいいんだよ、というと、

"It's not expensive. It's just one dollar. Let's buy one."
(高くないよ。たったの一ドルだよ。買っちゃおうよ)


だそうだ。何を持って一ドルなのだか不明だが、とりあえず僕としてはアンテナのことはどうでもいいと思えた瞬間であった。
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未分類 | 16:59:55 | Trackback(0) | Comments(0)
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